地球に優しくなるヒント

今日の日経に、「クールビズで電力量減」という記事がのって
おり、ちょっとうれしくなりました。
クールビズ」の浸透により、6−8月の販売電力量が、
約7000万キロワット時減ったそうです。これは、一般家庭の
1ヶ月の消費電力に換算して約24万軒分にあたるそうです。
また、二酸化炭素の排出量も2万7000トン減ったとか。
ちょっと、ライフスタイルを変え、ちょっと節電に気をつければ
目にみえる形で効果がでるのですね。草の根運動の力はすごい。


「地球が壊れていく」。わかっていても、いったいなにをすれば
よいのか、途方にくれてしまいます。
ジェームズ・ラヴロック博士のガイア論、ご存知ですか。
「地球はそれ自体がひとつの大きな生命体で、すべての存在は
有機的につながっている」というものです。
このガイア論に共感した龍村仁監督が、
「地球交響楽(ガイアシンフォニー)」というドキュメンタリー映画
をつくりました。その第5番の紹介文を龍村仁監督が書いている
のですが、以下、抜粋です。

既存の価値観が崩壊してゆく今の時代は、私たちひとりひとりの
小さな価値観の変化と、それに伴う小さな選択、行動の変化が、
地球規模の大きな変化を起こし得る時代。こんな時代にもっとも
大切なのは「全ての存在は繋がっている」ということへの信頼と、
そこから生まれる安心感。人と人はもちろんのこと、人と他の
全ての生命、人と物、人と自然環境、人と地球、人と宇宙、
そして人と宇宙創生以来の全ての過去、現在、未来は、具体的、
現実的に繋がっている。今、私達、ひとりひとりが行っている
全ての営みは、いかに些細にみえることでも、一切が、決して
消えることなく、いずこかに“記憶”され、未来の世代、
未来の地球、未来の宇宙に繋がって生かされてゆく。


このガイア論に従うと、自分の体や内面に目を向けること、自分を
大切にすることは、他の全ての生命、物、自然環境、地球や宇宙に
目を向けることであり、大切にすることとなるわけです。
「環境問題」ってとてもスケールの大きな問題だけれど、実は
とっても身近なことなんですよね。だって、全てはつながって
いるのですから。ちょっとライフスタイルを変えるだけで、
少しだけ地球に優しくなれる、クールビズはよいヒントです。