新興市場マーケット急落

ジャスダックマザーズヘラクレスなどの新興市場
マーケットが急落しています。
中長期投資のポリシーをもたない個人投資家が多く参戦
している市場なので、値動きがとまれば、資金シフトが
おこるのもいたしかたなしといったところでしょうか。
新興市場マーケットより流動性の高い、大型株がにぎわって
いるので、そっちで勝負しようというわけです。


しかし、中長期の観点で新興市場マーケットをみている
投資家にとっては、よいチャンスがやってきました。
一貫して中長期投資の重要性を説くあの「さわかみファンド
澤上篤人氏がこんなことを言ってます。
「自分で強いイメージを持って、応援したいと思える銘柄
を見つける。見つかってもすぐに買っちゃダメ。まずは、大事に
心の中で温め続ける。応援するんだったら、みんなが買って
いて株価が高いときに相乗りするのはずるい。だから、暴落
しているときに1人で敢然と応援に行く。年に2〜3回は
暴落するから、そこが『自分の出番だ』と思って買えばいい。
後は長期で持つわけだから何もしなくていい。」


「この会社いいなあ」と思える銘柄を見つけたとき、その気持ちが
本当かどうか、あやしいものですよね。
一目ぼれというのは、熱しやすく冷めやすいことがよくあるわけ
ですから。
だから、すぐに買わずにがまんする。
やがて、その株が急落したとき・・・・・。
それは、マーケット全体が急落している場合と、一目ぼれした銘柄
の固有の問題で下げている場合がありますが、こういうときになって
初めて、自分の本当の気持ちがわかるわけです。
「今、ここで買っても、まだまだ下がるかもしれない。下がったきり、
なかなか上がらないかもしれない。」
そんな不安や恐怖が頭をもたげてくる中、それでも、その銘柄に
対して、強い気持ちがもてるのなら、自分にとって、中長期保有
耐えうる銘柄ということになります。
その会社が、本当に好きで、その将来性に確信がもてなければ、
不安や恐怖に打ち勝つことはできないのですから。
そういう気持ちを持つためには、気になる銘柄を徹底的に調べる
必要があります。大好きなタレントや歌手やスポーツ選手を応援
するように、その会社に関するできる限りの情報を集めて、
継続的にウォッチする。日経平均が上がった下がった、新興市場
マーケットが上がった下がったを気にする時間があったら、
「私のイチオシ銘柄」に関する情報を収集する方が大切です。
株に投資するのではなく、企業に投資する、企業を応援する。
そうすると、精神的に楽ですし、応援している会社の株価があがった
時、とてもわくわくしますよ。