目玉焼きに何をかける?

楽しい本を見つけました。
「ニッポンの食卓の新・常識」
(NTTデータライフスケープマーケティング社長齊藤隆著
日経BP)
6年間(2004年6月時点)で、関東360世帯の延べ
168万食卓、同810万料理、同1686万食材の蓄積された
データから、現代日本人の「食卓の新常識」を探った本です。
こういうこと、調べている会社もあるんですね。


いくつかおもしろいQ&Aをピックアップ!!
①Q:市販のおにぎりが夕食卓に1番よく登場する時はいつか?
  A:元日の夕食時。普段の3倍だそうです。
②Q:母の日の夕食によく登場する料理、食べ物は?
  A:ゆで空豆、アイスクリーム
③Q:2004年の元日の朝食卓でのビールのナンバーワン
   ブランドは?
  A:エビスビール
④Q:一般家庭でシチューが1番よく登場する曜日はいつでしょう?
  A:木曜日と金曜日
⑤Q:目玉焼きに1番よく使われる調味料はなにか?
  A:醤油。
    ちなみに、醤油45%、塩25%、ソース9%、アジ塩3%、
    マヨネーズ3%、ケチャップ2%だそうです。
⑥Q:肉ジャがが食卓でピークを迎えるシーズンはいつか?
  A:春から夏
⑦Q:冷やし中華は何月から食卓に出始めるか
  A:3月上旬
⑧Q:おでんが食卓に登場し始めるのは何月か
  A:9月から


雑学としておもしろいですよね。でも、このデータ、実は雑学に
留まらないんですよ。たとえば、今度、セブンイレブンに行ったときに
よく注意して観察してみて下さい。おでん、9月から始まって
ませんか?冷やし中華は3月から店頭に並んでいませんか?
3月に冷やし中華が食卓に登場するのは、確率論的にかなり低く、
1000食卓に1食くらいなんだそうですが、毎年、確実にあらわれる
事実なんだそうです。セブンイレブンは、この確実性に注目して、
季節を先取りするマーケティング戦略を実践しています。
飲食関係のお仕事やその方面に関心のある方、これらのデータが、
新しいビジネスチャンスになるかもしれませんよ。