家電+ナノテク

昨今の家電メーカーのキーワードは、「ナノテク」なのでしょうか。
おととい、ナノテクを活用した食器洗い乾燥機を話題に取り上げ
ましたが、今度は、松下がドライヤーにナノテクです。


6月21日頃、発売予定の「イオニティ ナノケア ウインドプレス」。
マイナスイオンドライヤー、の進化バージョンです。
マイナスイオンドライヤーにはまった私としては、どんな商品か
興味津々。


今まで使っていたマイナスイオンドライヤーは、ドライヤーからの
放電で空気中の水分子を髪に吸い付かせる方法をとっていました。
しかし、このイオニティナノケアは、水を蒸気の300分の1
にあたる直径18ナノメートルの微粒子にして噴霧し、髪の中に
直接浸透して、髪の奥まで水分を届けるしくみになっています。
開いたキューティクルの直径は、500ナノメートルということなので、
18ナノメートルの水の超微粒子は、その穴をらくらく、通り抜けて
髪の中までどんどん浸透していっちゃうというわけです。
水を直接噴霧するのと比較して、髪に与える水分量は、1000倍に
なるんだって。
さらに、噴霧する前に5000ボルトの電圧をかけて水を微粒子に
すると、人間の体に近い弱酸性になるため髪の痛みを抑えられるそうです。
その結果、松下の調査によると、マイナスイオンドライヤーと比較して、
①髪のつやが持続する時間は2倍
②水分保持時間は1.65倍
③しなやか、はりは143%アップ
④髪の強度は120%アップし、切れ毛が大幅に減少
という結果がでているとのこと。


また、松下さんたら、商売がうまいのですよ。
ドライヤー内に4ccの水タンクが内蔵されており、別売りの
ヘアードライヤーウォーター(525円)を使用することになります。
イオニティナノケアの水分子は、不純物のまったく入っていない
純粋な水でしか作ることができないので、ヘアードライヤー
ウォーターを買って下さいというわけです。
1本で約半年分とのこと。
えー、と思ってしまうのですが、もしそれなりの効果があるのなら、
やっぱり買ってしまいたくなる。消費者の心理をつかんでますね。


本体の価格は、オープン価格ですが、店頭実勢価格で1万8000円
ヤフーショッピングでは、13429円といったところです。
どうです、高くてもちょっと買いたい気分になりますよね。
家電+ナノテク(最先端技術)。次はどんな商品がでてくるのか楽しみです。