お仕事の効率アップに、どうぞ

任天堂DSのソフト向けに、あの「脳」の研究で有名な、
川島隆太氏が監修した「脳を鍛える大人のDSトレーニング
というソフトが発売されましたね。
日本語の文章の音読や、単純計算のくり返しは、脳全体を
活性化させ、特に、脳の司令塔である「前頭前野」を鍛える
作用あるそうです。人間と動物の脳の違いは、この「前頭前野」が
発達しているかどうかで、蓄えられた知識をうまく使ったり、
現実をうまく処理したりする本当の意味での「頭のよさ」は、
この「前頭前野」を上手に使えるかどうかにあるのです。
積極的に脳を鍛えると、記憶力の低下や脳の機能低下を防げる。


ちょっと、皮肉な話なのですが、川島教授は、脳の働きを実験する
にあたり、1つの仮説を立てました。
コンピューターゲームをするには、目や耳、体、頭をいっぱい
使うので、脳は活発に動いているに違いない。」
この結果を、任天堂などのゲーム関連会社に持ち込めば、販促の
よいデータになるだろう。
ところが、いざ実験を始めてみると、コンピューターゲーム
やっているときは、ほとんど頭が活性化していない、フリーズ
しているような状態になっていることがわかりました。
複雑な問題を考えているときや、複雑な計算をしているときも同様。
そして、日本語の文章の音読や、単純計算のくり返し(ただし、
スピードアップで)をしているときが、最も活発に脳が
活動しているという結果が分かったのです。
脳をフリーズさせるコンピューターゲームの会社で、脳を活性化
させるソフトを監修するとは。発売した任天堂の発想もおもしろい
ですね。


今日は、ちょっと、実験をしてみました。
朝、仕事にとりかかる前に「百ます計算」をやってみたのです。
百ます計算」というのは、縦の数字と横の数字を掛け算したものを
交わるマスに書き込んでいくというもの。数字は縦横10ずつあるので、
数字を書き込むマスはちょうど、百になります。
この「百ます計算」の生みの親は、尾道のカリスマ校長、
陰山英男先生。この単純計算を授業に取り入れて、子どもの教育に
目をみはるような成果をあげており、教育界に一石を投じています。
実は、仕事を始める前にウォーミングアップで、この計算を
やってみると、とてもすんなりと仕事に入っていくことができるのです。
運動する前に準備体操をして、体を温めるのと同じですよね。
仕事の効率アップにつながる。今日は、それを実感しました。
仕事中、眠気に耐えられないときにもおすすめです。


偶然、5月21日付けの「世界一受けたい授業」で、「百ます計算」を
紹介してました。下記のURLにアクセスすると、「百ます計算シート」
のPDFをダウンロードできますよ。
http://www.ntv.co.jp/sekaju/
バックナンバーから、5月21日付けの授業復習を見て下さい。
ちなみに、この「百ます計算」はできるだけ速くますを埋めることを
こころがける必要があります。小学生のこどもたちは、早い子で、
1分少々、平均でも1分30秒〜40秒だそうです。
仕事前の5分くらいを利用すれば、仕事の能率アップ!!
気になる方はぜひ、お試しあれ。