ガソリンより高い水

ようやく、ガソリンの価格が落ち着いてきました。
石油情報センターが15日に発表したレギュラーガソリン
の給油所店頭価格は、前週比で1円下がり、1リットル
あたり124円になったそうです。
値下がりは2月末以来約3ヶ月ぶりのこと。
1リットル124円でふと気づいたのですが、ガソリンに
比べると、お水はものすごく高いですね。
まとめ買いをすれば、ガソリンと同じくらいの値段に
なるけれど、定価や付加価値の高いお水は、倍から10倍弱
の値段になります。
「地球がもし100cmの球だったら」(永井智哉著 
世界文化社)によると、海水も含めた地球上の水の量は、
ビール1本分、人類全体が飲み水として使える水の量は、
スプーン1杯分(5cc)だそうです。
ビール1本分に対して、スプーン1杯とは、
飲料水として使える水の量は、なんと少ないことか・・・。


2003年3月に国連が発表した報告書によると、人間活動で
生じる排水1リットルのせいで淡水8リットルが汚染され、
使用できる水の量が確実に減りつつあるということです。
この結果、人類が使用できる水量は、今後20年間で1人
当たり現在の3分の2に減ってしまう。
そして、50年後にには、世界人口が93億人に達すると
予測されており、最悪、世界60カ国70億人、楽観的に
見積もると48カ国20億人が水不足に悩むことになるといいます。
・・・・・。


海水の淡水化事業に関しては、日本企業が世界をリードしている
そうです。代表格が、東レ日東電工東洋紡


世界では、水の利権の争奪戦が始まっているそうです。
石油メジャーは、ガソリンより水らしい・・・。
公共材であるはずの水が、お金儲けに使われるとは・・・。