ピュピュッとモップ

昨年10月に発売された、ユニ・チャームの「ピュピュッとモップ」
が売れているそうです。
花王の「クイックルワイパー」みたいに、立ったまま床を水ぶき
できるモップですが、一味違うのが、手元のレバーを引くとモップ
のヘッドから洗浄液が飛び出し、いちいち洗浄液をつける手間を
はぶいて、お手軽に床掃除ができるモップだというところ。
水鉄砲みたいな遊び感覚もうけているようで、子どもが、率先して
床掃除のお手伝いをするようになったと、二次的な効果もでている
ようです。
価格は、他の類似商品と比較すると少々、お高めですが、
モップ本体とパッド5枚、専用液のセットで2095円。
他の競合商品は、1500円前後。
それでも、現在、モップ市場のシェアは、発売前の3%前後から、
約半年で、10%台までのびてきています。
開発のきっかけは、ユニ・チャームの消費者調査であきらかとなった
床の水拭きそうじの不満。
「すぐ乾く」
「汚れがおちない」
などなど。
そこで、ユニ・チャームの技術提携先の米プロクター・アンド・ギャンブル
が北米で販売しているスプレー式モップを日本仕様に改良して、販売。
ヒット商品となりました。
やはり、商売のねたは、消費者の不平、不満の中にあるようです。