サイボクハム

行ってみたいところ、第2弾。
埼玉県日高市にあるサイボクハムです。
すごいネーミングでしょ。株式会社埼玉種蓄牧場から
きているそうです。
昨日の「書斎館」もそうですが、ここも立地がよく
ありません。自社の工場と牧場で作ったハム、ソーセージ
や乳製品、オリジナル調味料、産地直送の野菜やお米を
売っているのですが、他のお店に比べると単価も高い。
その上、安売りもしません。
それでも、多くの熱烈なファンに支持されています。
なぜでしょう?
「新鮮、美味、安心」というコンセプトをしっかりと守り、
それをうまく表現してきたからです。
・優秀な種豚の品種改良、オリジナル飼料、保存料や着色料
 などの食品添加物を使わない。
・権威あるドイツ農業協会主催のコンテストで、毎年何個も
 金メダルを獲得。ソーセージの本場ドイツで認められて
 いるのだからすごい。
・銀行から拡販のための融資のお誘いがきてものらない。
 品質がおちるから。この「売らない哲学」がサイボクハム
 のブランディングなのです。
HPをみに行ってみましたが、とても楽しそう。
私は食べるのが大好きで、特に、野外での飲み食いに、
最高のしあわせを感じる人なので。
ウィンナーを焼いている売店があって、外のベンチでお日様を
あびながら食べられるらしい。
レストランも洋食コーナー、バーベキューコーナー、ステーキ
コーナーと、自家牧場産のお肉が食べられる。
お庭やら、パークゴルフやら温泉まである。完璧ですね。
売店には、さまざまなマーケティング手法、売れるしくみ作り
を施しているそうですから、またまた、サイボクハムの術中に
はまるに違いない。
出費覚悟で、行ってきます。


そうそう、もう1つよいお話があります。サイボクハムの社員さん
は、「蓄魂碑」の前を通る時には、立ち止まって頭を下げる
そうです。お肉をいただくということは、大切に育てた豚や牛
の命をいただくということ。その感謝の気持ちを忘れない
ためにだそうです。


サイボクハムのHPは、http://www.saiboku.co.jp/index.html
売れる仕組み作りについて勉強したい方は、藤村正宏氏の
本をオススメします。
http://www.marketing-web.jp/books.html