ビジョナリー

8日の日経新聞に、米国シリコンバレーで起業した勝ち組
の共通点は、「ビジョナリー」の存在であるというトピック
を取り上げていました。
「ビジョナリー」って何?
と興味をひかれ、内容をみてみると・・・。


会社のリーダーは、普通、CEO(最高経営責任者)ですが、
ビジョナリーの存在する会社では、CEOに日々の意思決定を
まかせ、ビジョナリーは、常に、新しいアイディアやビジョンを
提供する役割りに徹します。
実は、このビジョナリーというのは、スタンフォード大学
大学院生時代に、米国ヤフーを創業した、ジェリー・ヤン氏と
デイビッド・ファイロ氏のこと。
彼らの肩書きは、創業直後の10年前と変わらず「チーフ・ヤフー」
だとか。
「ビジョナリー」を定義すると、「技術革新の先行きとそれが
及ぼす影響を見通す特殊な能力を持つ天才」また、「CEOの
究極目標が『株主価値の増大』なら、ビジョナリーの役目は、
『よりよい社会の実現』」
米国ヤフーが弱肉強食のシリコンバレーで、10年間も勝ち続けて
きた理由は、このあたりにあるのですね。
そういえば、創業時のソニーやホンダもこの役割分担がうまく
機能していた会社です。
ソニーは、ビジョナリーの井深大氏、盛田昭夫氏と管理者タイプの
大賀典雄氏の組み合わせ。
ホンダは、ビジョナリーの本田宗一郎氏と管理者タイプの藤沢武夫
の組み合わせ。
新興企業への投資を考える時に、経営者の組み合わせ、役割分担は
とても大切な着眼点だと思います。