ジム・ロジャーズ

昨日、石油株や、鉄鋼株など、資源関連の株のことを話題に
とりあげましたが、こういった株の値上がりは、一時的な
現象なのか、今後、数年にわたって値がりを続けるトレンド
となるのか・・・・。気になるところです。


ヒントになりそうなのが、ジム・ロジャーズ氏のコメント。
ジム・ロジャーズ氏というのは、ジョージ・ソロス氏と並ぶ
米国の有名な投資家です。国際投資会社クォンタム・ファンド
を設立して、10年間で4200%を超える驚異的な成績
をあげました。37歳で引退していますが、その後、バイク
や車で世界中を旅して、自分の足で歩き、自分の目でみて、
生きた情報を直接収集し、各国の経済成長を読み、自らの
投資に活かす「冒険投資家」として活動を続けています。


昨年の6月12日、ジム・ロジャーズ氏の講演会があり、
直接お話を聞いてきました。
彼のお話によると・・・・。
商品相場について、今後15年は上昇するとみています。
欧米では、1980年代、90年代に株は上がったけれど、
一方で、商品の価格は低迷していました。そのため、
資源会社などが十分に投資がでず、世界中で油田や
鉱山の大規模な開発が行われていないそうです。
資源の供給能力に限界がある一方で、アジア(特に中国)
や旧共産圏では、需要が大きく伸びている。
資源不足が、今後ますます深刻になってくるそうです。


そして・・・。以下のような株式に注目している。
◆ガソリン関連の昭和シェル石油
◆上場している商品取引ブローカー
 (洸陽フューチャーズ、フジトミ小林洋行日本ユニコム
 グローバリー、第一商品、岡藤商事、エース交易とかです。
 これらの株は、ジム・ロジャーズ氏の講演のあと、急騰して
 高値をつけた後、大きく下げてしましましたが、現在
 持ち直してきています。)
◆タイヤ事故問題から立ち直って成長を見込めるブリヂストン
◆過去の成功に酔っていったん落ち込んだが、リストラを経て
 復活する松下電器産業

ソニー、松下はいつも比較されますが、このところ、完全に松下
優位。ブリヂストンにしても松下にしても、真に力のある会社は、
復活できる。ソニーも、がんばってほしい!!


ということで、資源関連の株は、一般的、常識的な見方から
しても、長い期間の上昇が期待できる銘柄群だと思われます。
資源株の特徴ですが、値動きが荒っぽいので、売り買いのタイミング
には注意が必要。