田舎の常識

今朝のテレビで、「地域をつなぐレストラ」の紹介をしてました。
子育て中のおかあさんたちが子供を連れて集まるレストラン、
高齢者の方々が、食事をするために集まり、その後、自発的に、
コーラスやお人形作りなどの趣味の活動を行うことができるという
レストラン。
子育て中のおかあさんや高齢者など、とかく家で孤立してしまいがちな
方々が集まり、情報を交換したり、息抜きをしたり、楽しみを見つけたり
できるスペースを提供するだけはでなく、「食」という人間にとって、
コミュニケーションのベースとなる行為を通して、人と人をつなぐ
ビジネス。


ちょっと、待てよ。この間の「焼酎宴会」と同じじゃない。
どうも、「ねじめ町」訪問モードがぬけきれていないようで、スグに
頭がそっちにいってしまうのですが、開放的な南国の町では、
レストランという場がなくても、がらがら「こんにちわー」で、
すぐに、「ノミニケーション」が始まります。
お年寄りも、大人も、子供も、男も女も誰でも参加OK!


ちなみに、このレストランビジネスが成立している地域はどこ?
と思って調べてみたら、北海道でした。おかあさんのレストラン
は、札幌市。
そういえば、以前、小田急線の「のぼりと」に住んでいる
友達の家に遊びに行ったとき、お子ちゃまと一緒に、
「オールドヒッコリー」というピザ屋さんに行ったなあ。
この店も、子連れOK!キッズルームがあって、子供たちが思い思いに
遊んでいて、その間におかあさんたちが、ぺちゃくちゃおしゃべり
しながら、ピザを食べるわけです。
さすが、東京と思ったのは、おかあさんたちの会話が子供の教育の
こと。「だれだれちゃんは、慶応の幼稚部を受けるそうよ。」
「○○の塾がいいんだって。」といった感じ。
札幌のおかあさんたちのほのぼのした会話とはちょっと違っていました。
しかし、この食&コミュニケーションの場は、ビジネスになるのです。


田舎の常識(ねじめのみなさん、ごめんなさい)は、都会の常識
ではないのですね。逆に、田舎の生活が、都会でのビジネスのヒントに
なるんだと、つくづく思いました。