ディー・エヌ・エー

今週16日(水)に、「ディー・エヌ・エー」という会社が東証マザースに
上場します。バイオ関連の会社ではありませんよ。
パソコンでアクセスするオークション&ショッピングサイト「ビッターズ」と
携帯電話オークションサイト「モバオク」などのサイト運営を行っている
IT企業です。


代表取締役は、結構、メディアへの露出度も高いので、ご存知の方も
多いかと思いますが、南場智子氏です。起業のきっかけは、ハワイ旅行。
ショッピング中に、「同じような品物を持っているから」と店員の勧めを
断ったところ、「使わなくなったものは、ここへ出品したらいい」と
ネットオークションのアドレスを渡されたことだとか。
ここまで、ネットオークションが浸透していることにインスピレーション
を受け、1999年3月に、自宅を本社に有限会社ディー・エヌ・エー
を立ち上げました。


ディー・エヌ・エーとは、遺伝子のこと。
「売り手と買い手の効率的なマッチングを実現することで、ニッチなニーズと
ニッチな供給を結びつけるネットオークションを」というコンセプトを遺伝子
のように広げていきたいという意味が込められているそうです。


1999年8月に勤めていたコンサルタント会社のマッキンゼーを退職して、
ディー・エヌ・エーを株式会社に組織変更。11月29日に、
「ビッターズ(入札者たちの意味)」をスタート。
その後、NTT、三菱商事、JR、ネットプライスなどのショッピングモール
と提携し、創業から6年で、マザースに上場。
このセンスと行動力、すごいです。


「ビッターズ」の利用者の半数は、18−24歳の若い女性とのこと。
なにか、勢いを感じる会社です。