短期売買

昨日のマーケットで、東証1部の売買高は、101日間連続で
10億株を超えました。
背景は、個人投資家のネット売買です。


「短期売買は結局ゼロ・サムゲームなので、日計り商い
(1日で売り買いを行い損益を確定する取引のこと)では、
個人の7−8割が損をしている」(by新光証券)なのだとか。


個人のデイトレーダーの相手は証券会社のディーラー。
(証券会社は自己の運用部門を持っていて、株を運用し、利益を
稼いでいるのです。)
どう考えても、ディーラーの方に分がありますよね。
特に売りの瞬発力が必要なとき、ディーラーの端末は、
取引端末と直結しているので、約定までのスピードが速い
のですから。ディーラーは、そもそも、物理的に有利なのです。


貴重な時間と、自分の神経をすり減らして、その対価が、
薄利または、損失である確率が高い短期売買。相場をはっている
時の緊張感がたまらないという方にはよいのでしょうが、
多くの個人投資家は、しりごみしちゃいますよね。
ひとたび株を持ったら、あまり手間がかからず、比較的安全に、
シンプルに、利益をだせる投資の方法があれば、それが1番。
それには、どの株を買うか、事前の調査が大切だと、
つくづく思います。