ピジョン

ピジョンという会社があります。
女性の方は、耳にしたことがある社名だと思いますが、育児用品の
会社です。少子化となれば、育児用品は、縮小マーケット・・・。
とおもいきや、この会社は、少子化を逆手にとって、
保育所の運営、海外展開、介護用品など、今後、拡大が期待
されるマーケットへ、事業展開をはかり、ビジネスモデル
を変化させています。


保育所は、国立病院内に116ヶ所、企業内保育所の事業も
展開しています。
海外展開は、中国の大都市部へ。買収した米国企業を通じて、
ヨーロッパへの販路拡大も予定しているそうです。
世界中の働くおかあさんの味方かあ。
目のつけどころが、とってもよい!!


アメリカに留学していた私の友人が、こんな話をしていました。
彼女の中国人の友達の話によると、中国の共働きのエリート女性は、
月〜金(か土)まで、ずっと、子供を託児所に預けっぱなしに
しておくそうです。残業の連続で、物理的に子供の面倒を
みるのが不可能だとか。日本人の感覚としては、「え〜っ。」
なんですけれど、中国人はそれがあたりまえで、みんな
そうしているというのです。子供の頃から、独立心を養い、
英才教育を行う方がよいというのが、お金持ちの家庭の
考え方のようです。
子供にとって、よいか、悪いかは別として、ビジネスチャンスは
とても大きい。


ドイツ証券では、05年1月期会社予想の営業利益28億円が、
3年後には。50億円近い水準まで成長する可能性があるとしています。
年率で、20%弱の利益成長。
ちょっと、気になる会社ですね。