年収350万で1億3000万の金融資産をもつ男

この間新聞におもしろ記事がのっていました。
年収350万なのに、1億数千万円の金融資産をもつ30歳の
男性サラリーマンの話。2002年の秋に公開間もない
某マンション会社の株を20万円で、37株購入。その当時の
全財産740万円をつぎこんだそうです。その後2度の株式
分割で株数が9倍、330株に増加。株価は40万円程度
なので、時価1億3000万というわけです。


おもしろいのは、情報収集の方法。
ネットで知り合った45人の投資仲間とそのマンション株について
モデルルームを見た感想など、自分の足で集めた情報をやりとり
したそうです。複数の個人投資家が、実地調査を重ねて、
独自情報をデータベース化していけば、1人の証券アナリスト
決算書を読んだり、会社訪問をして経営者にインタービューする
よりも、もっとライブ感のあるデータベースとなるはず。
個人投資家は賢いですねえ。


インターネットが発達していなかった頃は、決算短信などは
すべて紙媒体で流通していたため、機関投資家やアナリストは、
東京証券取引所まで決算短信のコピーを取りに行っていました。
今では、各社のHPや「EDNET」を利用すれば、個人でも
簡単に入手することができます。
情報入手のスピード、質や量など運用のプロとほとんど変わらない
条件で株式投資に参戦できる。インターネットの力はすごいです。


インターネットはうまく使えば、良質な情報を集めることができる
大変便利なツールです。投資家仲間のネットによる独自情報交換。
情報収集のノウハウとして、とてもおもしろいやり方だと思います。