配当金の税率はお得!

株式マーケットでは、配当利回りの高い銘柄の人気が
続いています。
ふと、思い出したのですが、実は、配当金に対する税率は、
預貯金の税率より安いのです。
預貯金にかかる源泉徴収税率は、20%。
一方、配当金にかかる源泉徴収税率は10%。
ただし、平成20年3月31日までの時限措置です。
配当利回り3%の株式があったら、税引き後の手取り利回りは、
2.7%。普通の預貯金ならば、2.4%。
預貯金の半分の税金でいいと考えると、なんだかとても、
特した気分になるなあ。
株式投資信託の税率も、配当と同様に、10%
これも、平成20年3月31日までの時限措置ですが。


ことしの4月にペイオフが全面解禁され、その前後から、
電力株を始めるとする高配当利回り銘柄が上昇しています。
高配当銘柄の投資信託の売れ行きも好調。
証券会社を経由した投信の販売額に対して、銀行の投信窓販
による販売額は、目を見張るほど伸びています。
預貯金の金利よりも高くて、税金も半分ですむ。
そりゃあ、買ってみたくもなりますよね。
どうやら、今まで、投資に関心の薄かった層の一部のお金の流れに
変化がでてきているようです。
しかし、本来、株式投資は企業の成長を買いにいくもの。
値下がりのリスクがあるし、業績の変化によっては、配当金も
減配や無配になることもあります。
はたして、このあたりのリスクをどのくらい消化して
買っているのか。
やや不安・・・。