ソネット・エムスリー続報
ソネット・エムスリーの続報です。
米国の大手医薬品情報調査会社、IMSヘルスの日本法人
と提携して、製薬会社の病院への医薬品営業を支援する
事業を始めることになりました。
ポイントは以下のとおりです。
①9万人の医師を会員にもつソネット・エムスリーが、
医師に対してネット調査を行う。内容は、「患者さんに
処方する薬を決める際、製薬会社の医薬担当情報者(MR)
の営業の何が決め手になったのか」
②IMSヘルスが、エムスリーの調査結果を分析し、製薬会社
へ報告。アドバイスなどのコンサルティングを行う。
③製薬会社は、IMSヘルスの情報を、的確で効率的な営業
に役立てる
製薬業界は、新薬の開発競争の激化で、研究開発のコスト
がかさんでおり、いかに効率的に営業をかけていくかが、
大きな課題となっているそうです。
このサービスは、ニーズが高いとうこと。
料金は、医薬品一品あたり1300万円程度。
初年度は5−10社からの受注を目標とし、5年後には
10億円の売上げを目指すそうです。
ソネット・エムスリーは、医師のニーズ、製薬会社のニーズ
を低コストのネットで満たすサービスを提供しながら、様々
なデータベースを蓄積し、そのデータベースが次のビジネスの
ネタになるという、独自のビジネスモデルを構築しています。
この会社の次の一手、とても気になります。