メビックス
ものすごく間があいてしまったのですが、この間の
ソネット・エムスリーに関するブログの続き、メビックス
について書いてみたいと思います。
メビックスは11月18日にマザーズに上場します。
この会社は、インターネットを利用した臨床試験支援管理を
行う会社です。この会社の主力システムは、東京大学と
共同開発した「Cap Tool(キャップツール)」。
医薬品の臨床試験を通して、薬の有効性や安全性、
危険性などのデータを収集管理するメビックス社オリジナル
のシステムなのです。
ソネット・エムスリーは、今年4月、このメビックスに
出資し業務提携を行いました。取得株数は250株(
発行済み株数の2.4%)。単価22万円で取得していますので、
出資金額は5500万円になります。
この出資&業務提携のポイントは2つ。
①ソネット・エムスリーは、「Cap Tool」のみを
支援します。ソネット・エムスリーの財産である26万人の
医療従事者会員の協力を得て、「Cap Tool」に
よる大規模臨床試験をより迅速に効率的に実施することが
可能となります。その結果、メビックスはより効率的に、
有効なデータを蓄積することができるのです。
②ソネット・エムスリーが目指すのは医療関連ベンチャーに
対するインキュベーター。医療分野で貢献できると思われる
事業やシーズを持った企業や個人の営業やマーケティングを
「m3.com」という 強力な武器を使ってサポートします。
また、出資という形で財務面での支援も行います。
医療関連ベンチャーのインキュベーターか。その第一号案件である
メビックスがマザースに上場するわけですね。仮条件は、
30万〜33万となっていましたが、果たして上場後、株価は
いくらをつけるのか。メビックスの株価が上がれば、ソネット・
エムスリーの含みも増える。
またひとつ、楽しみが増えました。
ソネット・エムスリーのビジネスはアメーバーのようにひろがって
いきます。